2010/06/02

Build An Ark / Love Pt.2

New CD Released:02 June 2010



当初2枚組としてリリースされる予定だったサード・アルバム『ラヴ』の後篇は、まさにカルロス・ニーニョの実験的な側面が露呈されたアンビエント音響作品。カーメン・ランディをフィーチャーした冒頭のブルースこそいつもの彼等らしいが、続く2曲目からはノンビートの音響的スケッチやドローン的なアンビエンス、曲の断片が浮かんでは消え最後まで続くという構成。かなりのコア・ファン向けの内容には違いありませんが、良く聴けばそこに込められたメッセージの真摯さが感じ取れるはず。全世界1000枚限定プレスで、国内仕様盤も同様に限定生産となります。
P-VINE (発売・販売元資料)



1st「Peace With Every Step/Equipoise」
Official Website

Build An ArkはDwight TribleとCarlos Ninoが9.11を契機にして、平和な世界を提示するプロジェクトとして立ち上げトロンボーン奏者のPhil Ranelin、ピアノNate Morgan、ドラム&パーカッションのAdam Rudolph、Derf Reklaw、シンガーソングライターDamon Aaron、フォトグラファーB+、Gaby Hernandez、Bob Wisdom、Mark & Miles Maxwell、Debra Pillなど多くにミュージシャンが参加している。現在進行形のJAZZ+αの語彙構築に成功していた1st「Peace With Every Step」と2nd「DAWN」は非常に聴きやすい作品で僕は大好きです。今回の作品は前作3rdアルバム「LOVE」の後篇との位置付けで発表されており、この3rdアルバム「LOVE」シリーズは好き嫌いが出て当然の作品かな。是非、聴いてみてください。

9.11当時、僕は予備校生で深夜TVから流れてきた映像を友達と眺めていたことを思い出します。