2010/09/10

漂流思考 ~ベルクソン哲学と現代芸術~

著:篠原資明 出版:講談社学術文庫 / 弘文社


Book Description
軟体動物のようにおいしくて仕方がない人、私にとってベルクソンとはそのような存在にほかならない。だが不幸なことに、この軟体動物、ベルクソンのテクストの中では進化の袋小路に入り込んだものとして、いわば出来そこない扱いされている。本書は、この軟体動物が袋小路から出て、思想や芸術の世界をさまよってみせた漂流譚のようなものである──現代の思想・芸術世界への豊かで大胆な思索の試み。


篠原さんは彼の柔軟な部分を綺麗に応用して、純粋持続や差異の概念、生命論を含んだ射程の広さを証明しています。

これも大好きな一冊。