2011/04/21

トゥルー・ストーリーズ

著者:ポール・オースター 訳:柴田元幸
出版:新潮文庫 発売日:2008/01/01


Book Description
ちょっとした偶然。人知を超えた暗合。ときに茫然とし、ときに立ち尽くしたその瞬間を人は容易に忘れるが、作家は忘れない。自らの体験を元に驚くべき偶然の連続を、しかし淡々と綴る名作「赤いノートブック」を始め、無名時代の貧乏生活を軽やかに描く「その日暮らし」、9.11直後のNYに捧げた「覚え書き」など、柔らかななかにも力強い声が聞こえる傑作エッセイ集。日本独自編集。
出版社サイト引用



" Accident Report " 偶然、偶然性をめぐる報告

ある作家の身に起きた出来事をエッセイとして発表しても
その事実を読者が真実であると認識する保障はどこにもない。
それがよく出来ていればいるほど、疑いの色は濃くなる。

この本はエッセイ集なのかな?物語なのかな?
味わい深い、偶然と奇跡が綴られていて、絶品です。

春はエッセイ集をよく読みます。
再読している最中に、僕にも目を疑うような偶然が!!
これって、オースターの魔法かもしれない。