著:李禹煥 出版:美術出版社
「美術手帖」第14回芸術評論入選作を読んで偏りが気になった事と
日本近現代美術史の構築へ向かって必死なんですね。
「もの派」は批評家が作った芸術運動で正史がないという難関さ
周辺にいた作家も批評家も
関根伸夫《位相-大地》(1968)をどう解釈するか?でしかないと。
黙ることで成功した!なんて若い世代に思われないために・・・。
言葉でどうにか説明しようとした李禹煥と菅木志雄さん以外の作家が
異議なり言説なり積極的に発言して欲しい。
なんとか説明しようとした李禹煥
『出会いを求めて 現代美術の始源 新版』
貴重な本だと思います。
彼の中の「もの派」宣言書としても読めますし
芸術家のエッセイとしても面白い。
どうせなら批評家の言葉よりもイデオローグの言葉
当分、増刷されないだろうから、手に入るうちに