2010/10/19

WindowScape 窓のふるまい学

東京工業大学 塚本由晴研究室 編
出版:FILM ART社 刊行日:2010/10/25



Book Description
窓は生きてきた。光、風、人を呼び寄せる「窓」のふるまい
WindowScape(ウィンドウ・スケープ)へ
窓はふるまい(behavior)に満ちている。光、風、熱などの自然を引き寄せ、人々を呼び寄せ、憩いと潤いと安息をあたえる。文化、都市そして社会を生成させる「ふるまい」そのものなのだ。窓とは、たゆたう時間の堆積の中で、人間の生を位置づけるものとも言えるだろう。しかし近代以降、大量生産のもとにその可能性が閉じられ、「ふるまい」の豊かさが失われてしまった。本書は、世界各地の「窓」の「ふるまい」を28カ国におよび調査、再評価し、人々の生命感や文化力を復元するものとして「窓」のコンセプトを抽出する。新しい建築空間の創作の可能性を提出しようとする挑戦の書である。



アトリエ・ワンを共同主催する塚本由晴氏
境界を横断する活躍が面白い人です。

建築の基礎研究にフィールドワークや現地調査が
不可欠なのは周知の事実。
最近、目に余るほど、町おこしにアートが担ぎ出される
アートプロジェクトやそれに類する活動ですが
美術畑で育った人より、建築の背景を持った人の方が
興味深いです。