2010/12/15

エル・グレコのまどろみ

エートル叢書19巻 出版:現代思潮新社
著:ジャン・ルイ・シェフェール 訳:與謝野 文子
刊行日:2010/12/20


Book Description
現代フランスの最も独創的で犀利な美術評論の書き手であるジャン・ルイ・シェフェールは、かのポール・ヴァレリーの血縁でもあるいわば思想的な作家であり、ドゥルーズの映画論と並び称されるその映画論によってわが国でも夙にその名ばかりが有名でしたが、この本ははじめて日本語に翻訳された彼の美術論集となります。本書はスペインの画家エル・グレコの絵画の秘密をまったく独自のスタイルで解き明かしていきます。その不思議な手際はまるで小説を読んでいるようであり、美術評論のスタイルのみならず、思想的・文学的「エッセー」という手法の洗練の極致を示すものだと言えるでしょう。〈出版社サイト引用〉


ロラン・バルドに賞賛されたことで有名な
ジャン・ルイ・シェフェールが日本語で読めます。今月の新刊。
同出版社 エートル叢書20巻
『映画を見に行く普通の男―映画の夜と戦争』
ジャン・ルイ・シェフェール著/丹生谷貴志訳が続近刊。